TOP 砂漠緑化 砂漠緑化と大阪の事業 環境保全を促進する砂漠緑化 砂漠緑化の取り組みとは
砂漠緑化とは、砂漠に草や木を植える事です。そして、植えた草木が育つようにする事です。今や、世界各国で行われています。
砂漠緑化活動の目的は、砂漠化の進行の阻止や、農地の拡大にあります。これには、何といっても、水の確保が必要になります。風力発電や、太陽光発電などの併設も考えなければいけない事もあります。
開発途上国では、ODAやNGOなどの援助も必要になります。水の有効利用が大切になりますが、その為には、土や砂に吸水性のポリマーを混ぜ込むなども効果があります。また、砂漠緑化のための植物の選定には、乾燥に強い植物を選ぶ事も大事です。
世界規模で考えなければならない砂漠化ですが、その理由として、森林の過度な伐採や放牧、気候の変動や干ばつによるものなど、さまざまな要因があげられます。その結果、地球の温暖化などにつながっています。しかし、かつては草原だったその場所に、苗木を植え、水をあげて育て、緑地を取り戻す、そんな砂漠緑化に力を入れている企業が多くあります。
ただ植えるだけでなく、変わってしまった生態環境や土地環境を考慮することから、苗木を植えるまでの周辺環境の設備や、水の管理の技術、その土地の住民などの協力など、砂漠緑化事業にはいろいろな努力を必要とする取り組みなのです。
砂漠化している土地は、もともとは緑の大地だったところも多いのです。いつのまにか植物の育たない土地にかわってしまうのです。砂漠化は、人為的なものであることも多く、無理な開墾や家畜の放牧などが考えられます。日本のスタッフも様々な国の砂漠緑化を手伝っていますが、最終的には、地元の住民が地元の緑化活動を継続していく事が大切です。
砂漠緑化は、1年や2年で完成するものではないからです。5年、10年と辛抱強く行わなければなりません。緑化活動は、苗を植えれば完成するものではありません。水をやり、肥料を施し、草取りをして、剪定も必要です。
世界各国で行われている砂漠緑化事業について。
株式会社タイキ
〒543-0045 大阪府大阪市天王寺区寺田町1丁目1番2号
TEL 06-6779-9001 FAX 06-6773-3892
中央アジアでは、地球温暖化が進行する限り砂漠化を止めることはできません。現地住民は厳しい環境下のもとで、砂漠緑化に向けて取り組みをおこなっています。夏は50度以上にもなる現地では、作業員が熱中症で倒れることもあります。しかし、用水路が開通しなければ難民生活が待ち受けていることへの危機感と、住み慣れた土地への愛着を活力にして、開拓地を増やしながら植林も進めていっています。
砂漠緑化に向けて、日本の土木技術を活用しているエリアもあり、石材などの現地で調達しやすい材料を用いて、作業がおこなわれています。
砂漠緑化は緑がない砂漠に緑を植え、温暖化防止に務める活動のことを指しています。世界における砂漠化の問題は避けては通れないものとなっていて、国を挙げて活動に励んでいます。
砂漠に植えることで、二酸化炭素の固定化ができ地球温暖化を防止できるとされています。問題点もあり、砂漠における生態系が崩され、それによって弊害が起こるのではないかと、言われている部分もあります。しかしながら、インドやエジプトなどでは砂漠緑化に成功している事例もいくつかあり、今後どうなっていくのかは、世界中から大きな注目を集めています。
砂漠緑化を行う上で、その土地にあった植物を植えることが大切です。砂地でも適応でき、気候や土壌の酸性土にふさわしい木々や草を選ぶことが必要不可欠です。
たとえば、ポプラの木は過酷な環境にも耐えることができ、成長も早いため砂漠緑化に向いています。樹高が高いため、防風林としても利用できます。また、牧草としても栄養価が高いマメ科の羊柴は、流動砂丘の緑化に最適とされています。
このように、ただ植物を植えるだけでなく、その土地や生活する人にとって、利便性も考えられた砂漠緑化がすすめられています。植えられる植物が限られてしまいますが、現地では苗の植え方や、育て方を工夫しながら新たな試みを行っているようです。